ミニマリストと着物生活【たくさん持たない暮らし】
こんにちは。
着物ミニマリストやのまや(@yanosakamaya)です。
私はミニマリストを自称していて、なるだけ持ち物を絞りたい、着物であっても枚数は持ちたくないなということを意識しながら着物生活を送っています。
普段着に着物を着ているとよく言われることが
「着物をたくさんお持ちなんですね」
着物をよく着てお出かけしている方なら一度は言われたことがあるであろう、あるあるだと思います。
「いえ、そんなに持っていないんですよ」と答えるも大体
「疑い〜〜( ̄  ̄)」な目で見られ
「だっていつ見ても違う着物着てるよね?」なんて言われます。
…まあ、いいんです。
別に信じてもらえなくても困らない(´-ω-`)
といった感じなんですけど、今回は私のミニマリスト的着物生活を共有してみたいと思います。
洋服にもそのまま通じることですので、着物好きな方もそうでない方にも参考になることがあればうれしいです。
読んでほしい人
・着物が増えてしまって困っている人
・洋服が増えてしまって困っている人
・持ち物との向き合い方を知りたい人
もくじ
私が持っている着物の数は?結論、7枚。
5月〜9月くらいに着られる、いわゆる夏物の枚数が現在7枚です。
多いと思うか、少ないと思うかはそれぞれの感想があるかとは思いますが、日常的に着ていると考えるとそれなりに少なめなのかなと思っています。
ワードローブはなるだけ増やさないように気をつけながらも、手放したものもありつつ夏物は今の7枚になったという感じです。
着物を増やさない工夫
いわゆる夏着物と言ったら、絽や紗などの透ける着物や、麻の着物などを想像されると思いますが、私は透け感の少ない浴衣で揃えています。
久しぶりに自撮り☺️
— やのまや (@yanosakamaya) 2021年5月30日
なかなか写真を撮る習慣って身につかない…😂
浴衣を着物風に
枚数持ちたくないので、いわゆる夏着物と呼べるものは、サマーウールしか持っていなくて、あとは浴衣
5月6月は衿をつけて、盛夏には浴衣として着るという感じ#今日のコーデ #今日の着物 #まいにち着物 pic.twitter.com/X3pW1EYR22
5月6月は衿つきで着物風に
浴衣の下に長襦袢などを着て、着物と全く同じように着ます。
浴衣なのですが、衿があるだけで着物感がグッとアップします。
さらに足元も足袋を履くと、さらに着物感アップ↑です。
余談ですが、私は年中足袋を履いていて、男性であっても女性であっても夏に浴衣を着るときに足袋を履くのはとてもおすすめです!
よく下駄は鼻緒が擦れて痛いなどと聞きますが、足袋を履いていると擦れて痛いということはありません。
浴衣に綿の白足袋は何か合わないなと思えば、麻の足袋だったりレースの足袋などもあるのでいいですよ。
足袋を履いているだけで、素足に下駄よりキチンと感も出ますしおすすめです。
浴衣と着物の違いは?
浴衣と着物の違いは何という疑問があると思いますが、厳密に違いはないみたいです。
浴衣の特徴
・単衣仕立ての薄手の着物である
・それっぽい色柄
・下に襦袢をつけない
・裾を短めにする着付ける
・素足に下駄を履いたりもする
💡色柄とか着付け方に特徴があるだけで、着物そのものの形は全く一緒。
振袖だって浴衣だってみーんな着物の仲間!
7月8月の盛夏には浴衣として
肌着の上に直接浴衣を着付けます。
帯も麻のものや、単仕立てのペラペラの物を使って、なるだけ涼しく過ごせるように工夫します。
帯周りが鬼門なので…
私は大丈夫なのですが、汗疹ができて物理的に帯が締められないと言っていた方もいました。
すごくよくわかります…笑
汗疹まではないですが、すごく暑いです。
なので、私は夏には少しでも巻いている物を減らしたいがために帯板を入れません。
ミニマリスト的着物生活との付き合い方
勝手なイメージなのですが、着物愛好家の方はマキシマリスト寄りの方が多いように思います。
分かるんですよ。
綺麗なお着物って目移りしますし、いくらだって欲しいですもん。
着物は周辺小物も多いですから、刺激的…♡(物欲的な意味で)
「この帯締めかわいい♡」
「この半衿かわいい♡」
「このおb・・・」(以下無限ループ∞)
心ときめく着物に囲まれたい!むしろ埋もれたい!
めちゃくちゃ分かるんですよね。
ただ、素直に物欲に身を任せていると、広いお屋敷にでも住まない限りきっと大変なことになります…。
私の場合、着物は季節で10枚を超えないように管理しています。
また、上限を超えたものは手放していくというルールを敷いています。
着物をはじめたての頃は、とにかく着てみることに価値があると思っていたので、価格の安いものを中心に探していました。
そして、だんだんと自分の好みや使い勝手の良さがわかってくると、自分基準で選ぶようになり、新しい物を迎え入れるにしてもかなり吟味してから購入するようになりました。
必要によっては、反物からお仕立てしてもらうこともあります。
私は身長が160cmの普通体型で、既製品のMサイズが合いやすく既製品も利用していますが、やっぱりいわゆる標準体型から外れてしまう方はオーダーした方がいい場合が多いですよね。
ミニマリストでも着物生活はできます
着物というものは、すごく魅力的でついついアイテム数が増えてしまいがちなのですが、工夫次第で十分スッキリとミニマルな着物生活を送ることができます。
・既存のアイテムとマッチするのか
・似たような着物を持っていないか
・複数のコーディネートが組めるのか
・日常に馴染むか
こういった点に気をつけて着物を選ぶようにしています。
洋服にも同じことが言える
洋服の場合でも同じで、工夫次第でスッキリとミニマルなクローゼットになると思います。
・既存のアイテムとマッチするのか
そのアイテムにときめいたという気持ちだけで購入するも、自分の手持ちのアイテムに合わせられなくて、いつの間にか手が伸びなくなる洋服ありませんか。
自分がどんなアイテムを持っているのかを把握して、脳内でコーデを組んでみることで買い物の失敗が減るのではないでしょうか。
手持ちを把握するには、やはりアイテム数を絞る必要があるということですよね。
・似たような着物を持っていないか
洋服でも同じで、似たような洋服であれば新しく買って入れ替えるのか、または購入を踏みとどまるのかをすれば増えてしまうことを防げます。
・複数のコーディネートが組めるのか
ワンパターンしかコーデがないものより、複数の役割を担えるアイテムの方が手持ちを増やさずに済みますよね。
・日常に馴染むか
可愛くて華やかなアイテムに心を惹かれますが、自分の生活で着る機会が少ないのであればとても勿体無いです。
購入する前に、どんなシーンに着る物なのかを具体的に想像して見ることが大事なのかなと思います。
必要なものだけを、自分が把握できる数だけのものを持つと、私の日常は風通しのいいものになりました。
たくさんものを持たなくても、心は豊かになれます。
おしまい。