ヘアドネーション体験【手順や注意点を解説】

こんにちは、やのまや(@yanosakamaya)です。
 
 
ヘアドネーションという活動をご存知ですか?
 
 
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
Wikipediaより引用
 

 

 
普通にヘアカットをするだけだとゴミにしかならなかった髪の毛を、医療用ウィッグに役立てることができます。
 
 
 
私は2018年にヘアドネーション、つまり髪の毛の寄付をしました。
 
 
私が髪の毛の寄付をしたJHD&C(通称ジャーダック)は、緊急事態宣言が発令されていたその間ヘアドネーションの受け入れを中止していたのですが、2020年の5月25日から受け入れの再開をなさったそうなので、当時のことを思い出しながらヘアドネーション体験をシェアしていきたいと思います。
 
 
 
この記事では、ヘアドネーションに必要な手順や注意点が分かります。
 

日本でヘアドネーションを主催している団体

 

現在、日本においてヘアドネーションを主催している団体は3つです。
 
各団体の適した髪の毛の基準

 

各団体でヘアドネーションのルールが違いますので、よく理解しておきます。

また団体に問わず、31cmからでフルウィッグができます。

 

JHD&C

 

  • 31cm以上から寄付が可能
  • 年齢、性別、国籍、髪質は問わない(引っ張って簡単に切れるほどのハイダメージは不可)
  • 完全に乾いていること
  • 切り口を輪ゴムで束ねてあること
 
つな髪

 

  • 15cmから寄付が可能(15cm〜31cmの髪の毛は帽子付きのウィッグになる)
  • パーマ、ブリーチ、縮毛矯正、くせ毛、白髪は不可
  • 完全に乾いていること
  • 切り口を輪ゴムで束ねてあること
 
HERO

 

  • 31cm以上から寄付が可能
  • 髪質は問わない(引っ張って簡単に切れるほどのハイダメージは不可)
  • 完全に乾いていること
  • 切り口を輪ゴムで束ねてあること
 
 
といった特徴があります。
 
 
今回は私が寄付をしたJHD&Cのルールに基づいて書いていきます。
 
 

ヘアドネーションの流れ

 
ヘアドネーション後のスタイルを想像する
 
寄付をするには31cmの長さが必要なので、希望のスタイルから逆算します。
私はショートにしたので十分に足りましたが、ボブにしたいとか、結えるくらいの長さを残したいなどで伸ばす長さが変わってきます。
 
 
協賛サロンで寄付を委託する?個人で送る?
 
始めにドネーションカットをお願いするサロンに予約を入れるか、個人で送るかを決めます。
 
協賛サロンで寄付を委託する場合

 

お近くの協賛店を探すことから始めます。「地域 ヘアドネーションなどで検索すると協賛店が上がってくるかと思います。
サロンが決まったら、ヘアドネーションの意思を伝えて予約を取ります。
 
 
行きつけのサロンが協賛店だった場合は、そのままいつもの予約の時にヘアドネーションの意思を伝えればいいですね。
 
 
協賛サロンいいところは、ドネーションカットと髪の毛の送付まで任せられるので、身ひとつでサロンに行くだけで良いという点です。
 
 
サロンよるかとは思いますが、普通のカットの価格でヘアドネーションができるところが多いと思います。
私がお願いしたサロンも、カットの価格にドネーションカットも含まれていました。
詳しくはサロンに問い合わせると良いかと思います。
 
行きつけのサロンが協賛店ではない場合

 

方法は2パターンです。
1つ目は、行きつけのお店にドネーションカットをお願いする方法です。
ただ、ドネーションカットは少々面倒な作業ですので、協賛サロンではないお店では嫌がられる可能性が高いです。
 
2つ目は、自分で切ってその後に行きつけのサロンで整えてもらう方法です。
 
 
いずれも髪の毛の送付は自分で行います。
送りたい団体の注意事項を十分理解して送付して下さい。
 
シャンプーは必ず前日に済ませる
 
ドネーションカットには水分厳禁です。
せっかくの髪に毛がカビてしまう原因になるからです。カビてしまった髪の毛は、もちろん使うことができないので無駄になってしまいます。
 
ヘアドネーションはできれば夏を避ける

 

夏は汗をかくので、髪の毛が湿ってしまうからです。
とはいえ、私もまだまだ残暑が厳しい時期にヘアドネーションをしたのですが、そのときはサロンのスタッフさんに、汗の影響を受けないように、シュシュなどで髪の毛を上げて来店して欲しいということを指示されました。
詳しくはお近くのサロンに確認されて下さい。
 
 
カウンセリング
 
希望のスタイルをカウンセリングしてもらいます。
私はショートにしました。
まずはあごラインでパッツンに切りそろえて、そこからショートに仕上げてもらいました。
 
カットする部分をゴムで縛っていきます
 

髪の毛の画像です

このゴムの1cmくらい上を切ります。

 

ここで髪の毛を細かく分け取れば、無駄なく長さが取れます。私が行ったサロンでは、かなり細かく分けとってくれました。ありがたいです。
 
 
いよいよカット!

 

髪の毛に鋏を入れる画像です

緊張の瞬間。
 
 
こんなん取れました

 

髪の毛を切り終わった画像です

今までありがとう、私の髪の毛。
 
ありがとうございました。お世話になりました。
 
 
スタイルカット
希望のスタイルに整えてもらいます。
 
 

ビフォーの画像です

ビフォー

アフターの画像です

アフター


 
最後にドナーシートに必要事項を記入

 

ドナーシートに性別、年齢、都道府県、髪の毛の履歴を記入します。
 
受領証の受け取りの希望

 

希望者には「髪の毛を受け取りましたよ」という証明として受領証を受け取ることができます。
私は希望しなかったので、実物がお出しできなくてすみません。
 
 

まとめ

いかがでしたか。以上がヘアドネーションの流れでした。
 
注意点を再度まとめると
 
  • 31cm以上でフルウィッグが作れる
  • 濡れた髪の毛の寄付は不可
  • 極端に痛んだ髪の毛は不可
  • 切り口を輪ゴムで束ねる

 

 

そのまま普通にカットするとゴミにしかならないけれど、寄付をすると様々な理由で髪の毛の悩みを持った子どもたちの役に立つことができる活動がヘアドネーションです。

 

 

「私はどうせ切るんだったら、記念にもなるしドネーションしてみよう」そのくらいのノリでやってみました。

そのくらいの軽さでもいいと思うんですよ。

 

 

私が通っているサロンにも待ちに待ったという感じで、ぞくぞくとヘアドネーションの予約が入っているみたいです。

 

 

もし、髪を切る予定がある方はせっかくなので、ヘアドネーションに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

それじゃまたね!